【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》

撮影が終わって落書きをするときも旭とカゲはぎゃあぎゃあ騒いでいる。



「ぶはっ!影虎とマッキー何この目!盛れ過ぎでしょ!」



「きゅるりん、だ、ね。」



背の高いキヨちゃんは首だけニュッと落書きコーナーの方に入れてそれを確認する。



最近のプリクラって凄い。目が何割かでかくなるんだもん。ホントに凄いよ。



「携帯送信の方もオッケー!影虎、後でちゃんと皆に画像送ってよね!」



「旭こそ、忘れちゃダメだよ。」



プリ画を携帯送信した二人が確認しあっている間に、私は出てきたプリクラを近くの設置してあるハサミで分けた。