【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》

「美和ちゃんもだけど旭もいいよな!似合ってるし。俺と並んだらお似合いじゃね?」



「ちょ!キモいんだけど!寄るなバーカ!」



旭とカゲはいつもみたいにじゃれ合い始める。



そんな二人を見て、なんだか私まで楽しくなる。



「みー、今日、むし、更に気をつけ、る。」



キヨちゃんは私をぎゅーっと抱きしめてキョロキョロする。



「大丈夫だよ。私じゃ悪い虫なんかつかないから。」



その言葉に、キヨちゃんはぷーっと頬を膨らます。



そ、そんな顔されると、キュン死にしちゃいそうだよ。