キヨちゃんの部屋は階段を上ってすぐのところで、レンガオレンジの色のドアがちょこんと私を迎えた。
「寝てると思うけど、いい?」
「はい。顔だけ見たら帰りますから。」
キヨちゃんのお母さんは私にもう一度微笑むと、私を置いて階段を下りていく。
「キヨちゃん。入るよー。」
私は小さくドアをノックして声をかけたけど、返事がない。多分寝てるんだと思う。
そうだとしたら起こしたら悪いし、私はそっとドアノブを捻り、キヨちゃんの部屋へ爪先からそろりと入った。
「寝てると思うけど、いい?」
「はい。顔だけ見たら帰りますから。」
キヨちゃんのお母さんは私にもう一度微笑むと、私を置いて階段を下りていく。
「キヨちゃん。入るよー。」
私は小さくドアをノックして声をかけたけど、返事がない。多分寝てるんだと思う。
そうだとしたら起こしたら悪いし、私はそっとドアノブを捻り、キヨちゃんの部屋へ爪先からそろりと入った。



