【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》

「寄りってことは、あれか、キス…等は済んでいるのか?」



お、お父さんまでそんなこと聞くの!?娘のことを!



「んー、それは…もごっ。」



正直者のキヨちゃんは旭やカゲにすら言ってないのにこの間の話を言おうとする。それは避けたいからすかさず唐揚げでブロック。



「それは何だよー美和ちゃん?」



「言えよ美和ー。言っちゃえ!せっかくの誕生日だぞ?」



カゲと姉ちゃんまでタッグを組んで話を探って来る。



やだよぉ…支倉家には私の味方はいないよ。



恥ずかしくて目の前のキヨちゃんを睨むと、キヨちゃんは余裕な顔でお母さんお手製のフライドポテトを美味しそうに食べていた。