カゲのバンドのライブも終わり、遂に発表の時がくる。 審査委員長の学年主任の音楽の先生が、壇上に立つ。 心臓が口から出そうなくらいドキドキしている私の左手を、柔らかな温もりが包む。 「キヨ、ちゃん?」 キヨちゃんは声を発することなく左手をギュっと握った。 「まずは銅賞の発表からです。」 ヤバイ…遂に、ホントに遂に発表だ。 「銅賞は………1組、3組、4組です!」 ワァっという声が体育館に響き、ざわざわと体育館に歓喜と落胆の声が広がる。 私達………残っちゃった。