「せんせ、ちょっと、調子、悪そう、だから、外連れてく。」



先生はキヨちゃんには逆らえない…というか、逆らえないのは皆なんだけど、とにかくそんな理由で、すんなり私達が外に出るのを許可した。



キヨちゃんは外に出ると真っ直ぐ教室の方へ向かう。



いつも使う教室は、当たり前だけど誰もいなくて、空気がいっぱい吸えるような気がする。



私はこの間、旭と話した棚の上にピョンと座る。



すると、キヨちゃんものっそりと私の隣にやって来た。



やっば…今、絶対心臓パンパン。破裂しちゃいそうだよぉ。