*遼side*



「はぁあぁああぁぁ!!!????」


2学期がはじまって、少し肌寒くなってきたころ。

教室にこんなあほな雄たけびがあがった。



バババッ




ひとりの馬鹿のせいで、クラス中が俺たちをふりかえる。












「バカ!!」


俺は大志の頭をしばいた。





「おまえ、声でかいっつうの!」


まぁ、予想はしてたけど;





「だって、だってだって・・・

三浦先輩とつき・・・うぐぐ・・・・・!!」




俺は、企業秘密をみんなに知られる前にあわててバカの口を塞いだ。






「「「三浦先輩!?」」」




あーーーーーあ;





当然、杏里の名前がでた途端、男子がよってくる。