「聡史!!」


廊下で手を振っている聡史がいた。




クラスの女の子たちが少し黄色い声をあげる。

聡史はその子たちに愛想よく笑顔をふりまく。



サービス精神旺盛って感じだね♪


「どうしたの?」


「どうしたの?って・・・
おまえ、今日誕生日だろ?」


「覚えててくれたんだ♪」

「あたりまえ、好きな人の誕生日は忘れねぇって☆」



・・・・あ、あははは;



「はい、誕プレ。」

「うわぁ!ありがとう。」



なんか、大きいなぁ。


「家であけた方がいいかもな。」


「わかった!じゃあ、そうするね。」



「おう!じゃあな。」






聡史は手をふって自分のクラスの方向へ歩いていった。






「「「あの!!!」」」