*杏里side*



朝、遼くんに言われた。
『放課後、家に入るとき、インターホン押して。』



なんでか聞いてもちっとも教えてくれなかった。

もしかして・・・・
誕生日となにか関係あるのかな?




「杏里~!!

おはよう!」


教室で考えていると
麗がやってきた。




「おはよう、麗!」


「はい!誕生日おめでとう~。」

「ありがとう~♪」


なんか、すっごく可愛くラッピングしてある。


なんだろ~??


「あけてみて!」

「うん!」



中には、小さなピンク色の花のピアスが入っていた。


「可愛い~。ありがとッ」



「絶対似合うと思ったの!」


麗は、ピアスにも負けないくらい可愛い笑顔をむけてくれた。










「杏里!!」