「彼女さんのような可愛らしい方には
こちらのピンクダイヤモンドをあしらったハートのネックレスなんかお似合いだと思いますよ。」
ぴ、ぴんくだいやもんど!?
「ダイヤモンドって、一種類じゃないんですか!?」
「は、はい?」
「いや・・・ピンクって。」
「あぁ・・・
そ、そうですね。
一種類ではございませんよ。」
若干苦笑いの店員に俺は気づかない。
「ちょっと、そのネックレス見せてください。」
「はい。お手にとってご覧ください。」
ショーケースからだして手渡してくれる。
そのときに見えた値札。
30万!?
ちょっと・・・
ぼたくりじゃね!?

