「そんなことない!! 人って、そう簡単にだれかのこと 好きじゃなくなったりしないものだよ。」 涙でぼやけた視界の中で 麗の声だけが まるで光のように響いた。 「・・・・ホント?」 「ホント!」 かすむ視界でも、麗がいつもみたく笑ってることは ちゃんとわかった。 「大丈夫だよ。」 また、ぎゅっと抱きしめてくれた。