招待状を机の上に置くと、定位置になったクローゼットの奥から服を取り出しネクタイを緩め、上着を脱いだ。 当たり前の行動のように、体が勝手に動く。 拓海から受け取ったスーツをハンガーに掛け、定位置の壁に掛ける。 トレーナーとチノパンに履き替えた拓海はキッチンへ向かい、ドリッパーを戸棚から取り出した。 コーヒーの匂いが部屋を満たし始めて。 ローテーブルに置かれた煎れたてのコーヒーが入ったマグカップへは手を付けられず、横に座った拓海に話の先を促した。