『挙式が春分の日に決まりました。招待状は年明けに送ります』



短いけど修ちゃんサンと再び前を向いて歩き始めた真央からのメールに『おめでとう』と返事をした。


携帯を閉じるとなぜか溜め息が零れる。



――ホントにおめでとうって思ってる?



真央と話してからずっと燻っている。


私は何か間違えたのだろうか?



そんなことを考えながら、毎日を過ごしていたある日。



『大切な話があるから、そっちに行く』



深夜1時を回った頃、拓海からメールが届いた。



「大切な話?」



メールを読んで首を傾げるしかなかった。