お客さんに「毎回、味が違う」なんて言われる事は論外で。


マスターが唯一厳しかったのはお酒を作る時。


お店の味があるので、マスターから教えてもらったレシピはすべてノートに書いて、昼間からお店に出ては何度も何度も練習した。



特にシェーカーは難しくて。


シェーカーの持ち方、角度、振る回数、グラスに注ぐタイミング。


振り方1つで微妙に変わるお酒の味。



まだまだ修行中の私は『ステア』という、ミキシンググラスとバースプーンでかき混ぜるか『ビルド』という、お客さんに出すグラスで直接作るカクテルのみをお客さんに出している。