何度も自分から望んだその結末は、想像以上に私の心を蝕んで。



――怖くて、不安でたまらない。



「彼、今日は奥さんと話し合ってる」


「奈央……」



本音を打ち明け、真央の口から心配そうに名前を発せられ私は微笑んだ。


そして……


あの電話から考えていたことを伝えた。



もし、真央が私から離れてしまったとしても……



誤解されてじゃなく、自分の正直な気持ちを知ってもらえた上でなら納得できると思えた。



誰よりも聞いて欲しかった真央に打ち明けられたことにどこかホッとしたのかもしれない。



「ちゃんと……けじめつけるから」



残りのXYZを煽る様に飲み干した。