ベッドに横たわり、静かに目を閉じる。

窓を打つ雨の音が
いつの間にか心地よいものとなり
私は知らぬ間に眠っていた。

・・・・・・・・・・

唇に柔らかい感触。
ボンヤリしたまま目を開けると
綺麗な彼の顔が目の前にあった。

「え?え??」

「お姫様のお目覚め」

そして、さっきとは違う深いキス。

「な、何? やめて!」

腕で必死に突っぱねても
びくともしない彼の身体。