空に叫ぶ愛

じゃあ……



「伝えんと……」



愛が生まれた日を忘れてなんかないって、愛に教えてやらんと。


愛のことやけん、きっと勘違いしとる。


忘れられとるって。



「多分、愛。寂しいんやと思う……」



きっと。

愛は親からの愛情を待っとる。


親からの愛情は、俺なんかが補えるような、そんな軽いもんじゃない。


もっと、

深く偉大なもののはずやけん。



「泣きよー……」


「え?」



感じるんよ。



「愛が泣きよる」



俺の突拍子もない発言に驚いた様子の愛の両親。


俺には、わかる。


愛は誰より〝生〟に執着しとうけん。


両親に誕生日を祝ってもらえんのが悲しくて、寂しいんやろう。