恋愛(ピュア)
完

- 作品番号
- 1467985
- 最終更新
- 2019/12/28
- 原題
- きみの生きる世界が、優しいヒカリで溢れますように。
- 総文字数
- 98,177
- ページ数
- 145ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 424,969
- いいね数
- 85
きみの生きる世界が
優しいヒカリで溢れますように。
The world where light falls…
2018.11.20〜2019.01.23
2020.04.25 release!
- あらすじ
- 十六歳の新垣ゆりはいじめにより自殺を決意し、自宅マンションのベランダから飛び降りて死んだ。その、はずだった。だが次の瞬間、遠く離れた田舎町に住む綾瀬美樹という女の子として目が覚めてしまった。心はゆりのまま、戸惑いながら訪れた学校でマジシャンを志す隼人に出会う。心優しい隼人に惹かれていくゆり。初めての友情に、恋。自殺したゆりに訪れる結末とは──⁉︎
この作品のレビュー
イジメで自らの命を捨ててしまう主人公のゆりちゃん。しかし、別の少女として、かけがえのない物を手に入れる。それは好きな人であったり、大事な友人だったり。伏線回収も完璧。主人公以外にも別の悲劇があったなんて……後半からハラハラの展開が続き、中盤からは一気読みしました。晴虹先生の言葉の引き出しが多彩で一つ一つの描写が綺麗でした。この作品を通して大事なことを教えられた気がします。記憶を忘れてしまったけれど、再び隼人くんと出会えたゆりちゃん。今度は幸せな人生を過ごせるように願っています。
いじめと生と死に向き合ったお話。
ひとつの言動で、心臓を突くことも守ることもできる。その判断を見誤らないでほしい。
冗談だからと、悪いことはしていないと、正当化して目を背けないで。ことの重大さに気付いたとき、嗚咽を伴うほどの痛みを感じるはずだから。
死んでしまってからでは、遅すぎる。
人生は長いようで短いのに、貴重なあなたの行動、言葉、思い出を、誰かを傷つけるのではなく、笑顔にできるように使ってほしい。
そんな積み重ねが集まったら、もう少し世界はやさしい色になる。なってほしい。そういう世界にできるかは、私達のちょっとした意識で変わってくるのだ。
もし、今いる世界が地獄のような場所ならば、死を選ばず逃げてほしい。全力で。このお話のように、あたたかい世界は間違いなくあるから。そう、強く思うお話。
優しいヒカリで包まれたこのお話が、1人でも多くのひとに届きますように。
哀歌もすごく好きな私ですが、この物語は希望をくれました。私は苛めにあってます。でも夢や大志の為に、生きると決めて頑張っていたら「廃人」にはなったモノのまだまだ生きれそうです。嬉しいことです。あとがきのエールありがたく頂きます。
この作品の感想ノート
晴虹先生、完結おめでとうございます!そして、お疲れ様でした。
私は学校の図書室で書籍の方を見かけて、読んでいました。何回読んでも号泣します。
すごく、良かったです!!
「逃げることは、恥ずかしいことじゃない。」
と書かれているのを見て少し心が軽くなった気がします!
素晴らしい作品をありがとうございました!
うわぁぁ、もう感動で涙ボロッボロでした😭隼人くんと理香子ちゃんが生きてて良かった✨私も中学時代いじめにあった過去があるので、ゆりちゃんの気持ちには共感しながら見てました。実際、命を投げ出そうかと思ったこともありましたが、今はとても幸せです。生きていてよかったと思います。長文になりましたが、最後に続編見てみたいなと思いました。
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