空に叫ぶ愛

愛だけが、好きなんよ。



「本当に?」


「本当に」



俺の言葉を聞いて「良かった」って泣く愛が、どうしても可愛く見える。


こんなに、好き。


この気持ちが異常だと言うのなら、俺は異常でもかまわない。


高校生の俺達は

子供なのか大人なのか


それは、わからん。


でも、俺のこの気持ちは変わらんと断言できる。



「愛」



大好きな君の名を呼ぶ。


そして、再び自分の顔を愛の顔に近づけていく。


瞳を閉じて、素敵な未来を想像しながら。




俺達はキスをした。