空に叫ぶ愛

俺は愛に目線を合わせるようにしゃがみ込み、愛を見る。


子犬。


愛を動物に例えるならば、絶対そうだ。



「あの…ね?」


「うん」


「…その……」



愛の言いたいことが手に取るように、わかってしまう。


すると突然、愛の瞳から涙がブワーと滝のように溢れて来て。



「あ、愛?」


「…私…空が好きすぎて怖い。空の全てを私のものにしたいって……空の目には私だけしか映してほしくないって…っ」



胸をなにかで撃ち抜かれたような感覚がおこったと思ったら、急に頭がボヤけた。


理性や感性、

そんなものは全て愛に奪われた。