信号がなかなか変わらなくて横断歩道を渡れない。
この辺は交通量が多いから信号無視するわけにもいかねぇし…。
梨亜が視界から消えて少し焦る。
信号が赤から青へと変わった。
あまりの人の多さに走れない。
仕方なく少し早めに歩いていると…
向かい側から来たのは…
「あれー晴輝くん!!やっぱ合ってた!!」
「えっと…あ、梨亜の友達の…。」
「那美でーす!!」
「あの、梨亜どこ行きました?」
「梨亜は帰るってさー。
ってかあたしをいきなり置いてくとかって…。」
「ありがとうございました。」
『家に帰る』
それだけ分かれば充分だ。
梨亜の友達には申し訳ないけど…。
俺はペコっと頭を下げて走り始めた。
「あーあ…あんなに必死になっちゃって…。
でも頑張れ、晴輝くん。
あたしは啓介さんより晴輝くん派だし。」
この辺は交通量が多いから信号無視するわけにもいかねぇし…。
梨亜が視界から消えて少し焦る。
信号が赤から青へと変わった。
あまりの人の多さに走れない。
仕方なく少し早めに歩いていると…
向かい側から来たのは…
「あれー晴輝くん!!やっぱ合ってた!!」
「えっと…あ、梨亜の友達の…。」
「那美でーす!!」
「あの、梨亜どこ行きました?」
「梨亜は帰るってさー。
ってかあたしをいきなり置いてくとかって…。」
「ありがとうございました。」
『家に帰る』
それだけ分かれば充分だ。
梨亜の友達には申し訳ないけど…。
俺はペコっと頭を下げて走り始めた。
「あーあ…あんなに必死になっちゃって…。
でも頑張れ、晴輝くん。
あたしは啓介さんより晴輝くん派だし。」