キミに惚れちゃったんだもん



「どうする?」

「え?」



「俺は、風呂入って温まったほうがいいと思うんだけど、
女子高生にそんなこと言ったら

セクハラになっちゃうかな~?って。


ほら、俺一応二十歳こえた大人だしね。」




川嶋さんにもそんな気遣いがあったんだ~。



「ふふっ」


「なに?」

「なんでもないです。

寒いんで、ホントにいいんなら、お風呂かりていいですか?」




川嶋さんはにっこり笑って頷いた。