「凛ちゃん!」 川嶋さんは無理やりあたしの体を自分の方へむけた。 見ると、さっきよりももっと近い距離に顔がある。 近づいたからなのかな? さっきまでにおってなかった香水の香りが鼻をかすめる。 なんだか、このにおい・・・・好きだ。 もう一度、川嶋さんの顔を見てみる。 さっきの可愛い顔とはちがって少し真剣。