この人は、本当にいい人だ。


と俺は思ってる。




私情で仕事に遅れるなんて、
普通の職場じゃ絶対に許されないことだ。


けれど、社長は笑顔で許してくれるんだ。




この事務所に入ってよかった。





「純さん、さっそくですが、行きましょう!」

「うん。」



原口さんは、もう用意をしてたみたい。



すぐに事務所をでた。

俺も原口さんに続いた。