その光景がなぜかホンワカと暖かい感じ。
「何だかバイトじゃないみたいだね」
聡君の呟きに私は思わず頷いた。
ホントにアットホームな感じ……
そんな事を考えていたから思わず頷いたんだけど、聡君と目があって同時に吹き出す。
「居心地いいよね。なんだか5日間って短いなぁ」
「ホント!想像と全然違ったわ……って、そういえば打ち合わせっていつ始まるんだろ?」
百合さんの一言に私達は頼りになる俊さんを見る。
さっき鳴った携帯で誰かと話している俊さんは私達に背中を向けていて。
充君は買い出しで出掛けたばかり。
バイト3人は軽く放置状態。

