心の中で反対していたんだけど、佐野さんの笑顔になんだかすごくいい雰囲気だと思えたのも事実。
『一致団結』って学校の体育祭みたいな感じじゃない?
ちょっと頑張ってみようかなんて思った私は単純なのかな?
「じゃあ、名字で呼んだら罰ゲームしようか?」
ポンと手を叩いた佐野さん……俊さんは意地悪くなぜか私の顔を見る。
ウェー(韓国語表記が出来なくて発音だけ)?WHY?何故?
「波留さん、なんかいい罰ゲームあります?」
「ん?眠い……」
「ちょっ!波留さんっ!今から打ち合わせ!」
長テーブルに突っ伏した波留さんの目は眠そうにトロンとしていて。
そんな表情にもなぜか心拍上昇中の私。
これって……やっぱり……

