食事が終わり、2人で受付へ戻ると波留さんが携帯で誰かと話していた。
私達に気付き、片手を上げると席を立ってエレベーター横にあるソファーへ移動し腰を掛ける。
私と百合さんは受付の椅子に座ってエレベーターを見ながらさっき連れ去られた人の話をしていた。
会場内からザワザワと音が聞こえ、トークイベントとサイン会が終了した事を知る。
だんだんとざわめきが大きくなり、評論家の先生が扉の裏側に居る事が気配で分かる。
百合さんと2人で椅子から立ち上がり出てくるのを待つ。
この時、百合さんの顔が心なしか赤くなっている事に気付いたけど、なぜかは分からなかった。

