私と百合さんの顔を見て、一瞬目を見開いた評論家の先生は、社員に促されてそのまま会場へと足を進める。
それから10分ほどして波留さんが出てきた。
「今日は大変だったな」
「ドキドキしました」
思わず本音を零すと波留さんは今から休憩に行っておいでと勧めてくれて。
正直クタクタだった私達はお礼を言ってからそのままロビーへ降りる。
なんだか外に行くのも疲れるねと話しながら、入口横にある喫茶店へ足を進めた。
サンドイッチのセットを2つ頼むと氷の入った水を飲む。
「はぁぁぁ、生き返った」
百合さんの零した言葉に私も同じように疲れたねと本音を零した。

