Fall In Love~5日後の恋の行方~




「えっ、思ったより……」

「若いって言いたいんだろ?」



落ち着いた物腰はもう少し上だと思ってたから、取りあえず笑って誤魔化してみた。

だけど、お互い相変わらずエレベーターの方を見ていて。



「……身長は?」

「176センチ」

「体重は?」

「プッ!誘導尋問みてぇ」



波留さんは笑ってたけど、私にとっては今日初めて知る事ばかりで。


こうして考えると、波留さんの事が好きなのに何も知らない自分がいて

少しずつ『大久保波留』という男性に近づいているような気がする。



「体重は秘密って事で」



笑いながら片目を瞑る波留さんの笑顔に胸がドキドキし始めて。



――彼女はいますか?



波留さんの顔を見て口を開きかけたその時