化粧直しをしながら午後も頑張ろうねと励まし合って会場へ戻った。
受付では波留さんがお客さんと何か会話をしているみたいで、百合さんと口だけで「それじゃあ」と言って別れた。
「あっ、帰ってきました。すいません、案内しますね」
私の姿を確認した波留さんはお客さんに一言告げると手招きする。
「中へご案内してくるから」
傍に行くと波留さんはご婦人と2人で扉の中へ消えて行った。
そういえば充君はどこへ行ったんだろう?
そう思っていると波留さんがすぐに戻って来てきたんだ。
「助かった」
「いえいえ。で、あの充君は?」
「さっき休憩に入らせたんだ」
「じゃあ波留さん1人で受付してたんですか?」

