Fall In Love~5日後の恋の行方~




波留さんは穏やかに微笑みながらブースの前に立ち止まり何やら説明をしているみたいで、ご婦人の手を取っている。

きっと指輪を試してるんだということは分かるけど、モヤモヤとする胸はどうしようもない事で。


あんな風に波留さんに触れられたら……


変な妄想へと走りそうになり慌てて首をブンブンと振る。



「どうしたんですか?」



不思議そうに私を見る充君に何でもないと言うと、エレベーターから新たに降りてきたお客さんに向かって頭を下げた。





腕時計を見ると12時半を過ぎている。


お腹すいたなぁ。


鳴りそうなお腹を擦りながらそんな事を考えてると



「調子はどう?」