人の波が少し途切れ、充君と同時に出た溜め息に顔が綻ぶ。
思った以上に緊張してたみたいだ。
充君はこれだけ大きいイベントは初参加らしく、やっぱり私と同じぐらい緊張してた事を教えてくれた。
そんな感じには見えなかったのに。
少しだけ交わした会話で緊張がほぐれたのは自分でも分かる。
そういえば中はどうなってるんだろう?
気にはなるけど受付を動く事ができないのは仕方ないんだけど、半分開いている扉から見える範囲で中を伺うと、お客さんに混じって波留さんの姿が見えた。
これだけたくさんの中から波留さんをすぐに見つけられる私ってすごくない?

