「「おはようございます!」」
全員が波留さんへ挨拶をする。
波留さんは「おはよう」と声を掛けながら扉前で止まっている私達に入るよう手招きしてくれて、俊さんが「一旦集合しようか」と手をパンパンと叩く。
ワラワラと集まってきた人達は皆雑誌から飛び出したみたいな美男美女が揃っていて、スーツもビシッと着こなしている。
あ〜これが社会人で仕事をしてる人達なんだ……
急にフリーターという職種が恥ずかしく感じたんだ。
「おはよう。いよいよイベント初日だから気を引き締めて欲しい」
波留さんが全員に語りかける。
私は波留さんの後ろに立ちながら顔を俯け、耳に全神経を集中させる。

