「百合さん、ホントにモデルみたい」
「香穂ちゃんもアップにしてすごく大人びてるよ。スーツも似合ってるし」
褒められるのはやっぱり嬉しい。
エヘヘと笑うと、一緒にロビーへと歩きながら、さっきの光景を思い浮かべた。
「百合さん、旦那様に送ってもらったの?」
「うん」
「ホントに仲良しですね」
平日の出勤前に奥さんを送るなんて羨ましいって言うと、あははと少し頬を赤くして笑う百合さん。
後ろから「おはよう」と聡君に声を掛けられ挨拶を交わすと3人でロビーへ向かった。
「おはよーっ」
ロビーに着いた瞬間、すでにソファーへ座っていた俊さんが手を振りながら立ち上がったんだけど、そのスーツ姿に驚きを隠せなかった。

