吉崎を見ると、リンゴみたいに赤く染まった頬が、晴れた天気のおかげで良く分かる。

つられて、俺も赤くなってしまった。

今野:「へえ、ふーん…。それで高木先生今日、嬉しそうにしてたんだ!(笑)」

ニヤニヤと微笑む今野。

「だぁー!!うるさいお前ら、食ったらさっさと教室戻れって。」


そう言ってその場にドカッと座り、弁当を開ける。腹減ってたから、楽しみだったんだ。
悪いかッ!!


長嶋:「私まだ食べてないもーん。」

今野:「私も〜!」


「…。だいたいお前ら、教室で食べとけよ。」

卵焼きをパクッと口に入れる。


今野:「高木先生も職員室で食べないんですか?」

ニコッと笑う今野は、なかなか手強いぞコイツ。


「全く…。そうだ、教室に今日の小テスト返しといたから!」


長嶋:「イヤー!!私あれ本当に悲惨な結果なのは見え見え、…。」

山岡:「いいじゃん。次頑張ろう〜。」

今野:「そんな事言ってるから、花はだらしないんだよ。」

長嶋:「てか先生!!私何点だった?」