吉崎 奈緒 Side




真梨奈:「あ!皆おはよう。」

花、南:「おはよう」 「おはよう。」


朝、3人で色々話していると、真梨奈が教室に入ってきた。


ツンッと真梨奈が私のオデコを人差し指で突く。

真梨奈:「何だ、元気そうじゃん!」


「え?」


花:「そうだよ〜。この前高木先生が何かあったんでしょ〜?」


南:「そうそう!何か、副担任の三浦先生も教えてくんないしさ!」


「…まぁ、色々とあって。でも、もう大丈夫。悲しいけど、進まなきゃ!」


真梨奈:「何だか良く分かんないけど、元気で何より!」


「ありがとう、真梨奈。」


花:「花も心配してたよ〜奈緒!」


「うん!ありがとう、花も南も!それより!真梨奈、もうすぐ試験でしょ?」



真梨奈:「え、あ、うん!でもまだ約2ヶ月あるし……。」


南:「何言ってんのさ!もう、2ヶ月しかないんじゃん!」


真梨奈:「分かってるよ!でもさ、私…決めたんだ。就職…しようかなって。」


花:「え?」


南:「しようかなって!まだ決めてないんじゃん!真梨奈、まだ諦めるのは早いよ!」



バンッと、机を叩いて立ち上がる南。