「うん、そうなんだけど…。」


少し困った顔をする私に、南が顔を上げる。


南:「何何!?どんな人なの?まさか、男?」


「男の人?だと思うよ。あ、でもお父さん女の人でも君付けだし…。良い人って聞いてる!」


花:「良い人なら、安心だね!でも、職業とか知らないの?会ったこととかないの…?」


「それが、色々聞きたい事はあったんだけど、お父さんが行く前に思い出話に花咲いちゃって…あはは。;…何だか不安で、帰りたくない、みたいな。」



真梨奈:「バカ!肝心な所聞かないから不安になるんでしょ!名前も知らないの?」


「知ってる!お父さん、高木君って言ってた!」


その名前を聞いて、3人は声を揃えて、

真梨奈.南.花:「たかぎ君!?」

って驚いた。



「…?うん。」


真梨奈:「私、今良からぬ人が思い浮かんだよ?」

南:「同じく私も!!」

花:「それって高木先生だったりして!(笑)なーんて…。」