奥の方からハイハイッと出て来る、何だかジャニーズ系の男の人…。


武則さん:「何だよ恭、来てたのか!!久しぶりじゃないか!って!!もう食ったのかよ?!…もっとゆっくり食えよ〜!」


はぁっと言って忙しそうに、高木先生のお皿を持って、奥へ消えて行った。



「あの人が武則さん?」


高木先生:「そうそう。大学からの友達。いつもうるさい。…今日は忙しいそうだからな、吉崎に気付いてなかったな!!(笑)」



はははッと笑いながら、ゴクッと水を飲む。



そんな高木先生を横に、またパクッと食べる。



本当、美味しい…
これ誰が作ってるんだろう。




高木先生:「そう言えば、ここで吉崎の話を聞いてたな。」



ボソッと、高木先生が独り言のように呟く。


「え?」


高木先生:「あ、いや…何でも。それより、山岡は怖いんじゃないか?」



「怖い、ですか?」



高木先生:「いや、もし山岡が、井口だっけか、そいつが好きだったら、長嶋と向き合うのが…。」



何だか難しいな…。


「難しいですね…。」




高木先生はテーブルに肘をつき、何かを考えていた。