ホテルのような部屋だった。

「よお。起きたか」

黒髪の男の人が現れてそう言った。

良かった・・夢だった・・・

「あ、寝ちゃってごめん。助けてくれてありがとう」

改めてお礼を言う私。

「別にいい。お前、名前は?」

「花園美華。今日からこの学校らしいんだ」

そう、軽い自己紹介をした。