くふふっ!!


千尋のラブリーな笑顔を思い浮かべるだけで、キュンキュンなっちゃう。


あー、もう、どうしよ!


ジタバタと暴れるあたしを、周りの人たちは怪訝そうに見ていた。
















仕事終了のチャイムが鳴ると同時に、あたしは帰宅ダッシュ!をする。


それはもう、帰ろうとしていた皆の動きを止めてしまうほどに早かった。


-バタン!


「お先に!」


-バタン!


「ちょっ、欄っ!」


ロッカールームで早々と着替えをすまし、中へ入ってきた皐月と入れ違いに会社を後にした。



「変な子やわぁ……」