だから、本音は不安だからけ。



もし千尋が、男になったら、あたしはちゃんと受け入れられるだろうか。


また緊張で、ダメダメかも。



「はぁ……」



シャワーで泡をおとしながら息をついた。


考えれば考えるだけ、不安は膨らんでしまう。



女は度胸。


なるようになれ。


もう迷わないって決めたんでしょっ!
と、自らに言い聞かせて浴槽に身体を沈めた。



ブクブクブク………。



いけない。


このままだと、あたし上せる。


此処を出たら戦場だと意気込んでいるせいか、ちょっと興奮気味の身体に、長時間のお風呂タイムは効くみたいだ。



まだ暖まってないけど、仕方ないから上がろう。




身体を拭いて、目立つ真っ赤な下着を身に付けた。



ス―ハ―。


大きく深呼吸して。



いざ、出陣だ!!