《琢磨side》

最後の元カノに謝罪をして、俺は3組の教室へ走った。

中を覗くと、窓際の席で穏やかに微笑む紬の姿を見付けた。

久しぶりに見る紬は、やっぱり可愛いなあ…

傍にはやはり圭介がいた。それと、明日香も。

それには構わず、紬に向かってズンズン歩いた。

紬は俺に気付くと、口に手を当てて驚いた顔をした。

何でそんなに驚くんだろう、と思ったが、そんな仕種も可愛いと思う俺は、かなり重症なんだなと自覚した。

圭介が立ち上がった。
こいつに何て言えばいいのかな、と思ったら、先に圭介から「ちょっとこっちへ来い」と言われた。

紬からかなり離れた所で、圭介は立ち止まった。

「終わったのか?」