世界を敵にまわしても

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先生からもあたしからも連絡を取らないまま、1日が過ぎて、2日3日と過ぎて、1週間が経った。


週に2回ある音楽の授業と、朝と帰りのホームルームで会うだけの1週間。


寂しくないと言ったら嘘になるけど、でも先生が悩んでくれてるならもう少し我慢しようと思える。


「今日は、文化祭の実行委員を決めてもらいます」


夏休みがあと2週間後に迫ったロングホームルームの時間。


先生は教壇に立ち、手元のプリントを見ながら話し始める。


「各クラス男女1名ずつの、計2名。週に1度、放課後の委員会とクラス内での指示。その他委員会で雑務もあり」


……そういえば、ウチの学校は夏休み明けに文化祭があるんだっけ。


「とりあえず誰か立候補居る?」


先生の問い掛けに、クラス内は静まり返る。いつも騒がしい晴と菊池さん達ですら、ジッとして動かない。


まぁ……そうなるよね。


実行委員なんてめんどくさいこと、誰もやりたがらないのが普通なんじゃないのかな。


「んー……こうなるんだろうなとは思ってたけど、見事に予想を裏切らないね」


先生はまるで人ごとのように「クジにする?」と安易で、だけど1番平等であろう選択をしようとする。


その瞬間、クラス中からブーイングが起きたけど。