世界を敵にまわしても



「……否定ばっかじゃなくて、認めることは出来ないのかって思っただけなんだよね」


気に食わなくても、嫌いでも、何でもいいから。だったら関わるなって言いたいのは山々なんだけど……。


「要は、仲良くお手て繋ぎましょーじゃなくて、殴り合いながら仲良くしようぜって事でしょ」


言葉が少々乱暴だけど。まぁ、そういう事になるの?


「アレでしょ。一方通行が気に入らないんだよ、美月は」

「あぁ……そうかも」


菊池さん達を見てると、話を聞け!って言いたくなる。


どこから生まれたか分からない噂に便乗する生徒に、うるさいと言いたくなる。


「……難しい。ここまでこじれるとは思わなかった」

「ウチは嬉しかったけど。美月が声掛けてきた時」


それが本当なら飛び跳ねて喜ぶ。心の中でだけど。


……先生なら、何て言うだろう。


自分の素を出したのは良いけど、結果が全て良かったわけじゃない。


自分に振りかかる悪口は大してダメージにならなかったけど、菊池さん達の噂が立ったのは予想外。