「やっぱり…お前バケバケか!何が目的だ。」
「誘拐。」
「?」
「シイ…あなたの誘拐よ。それにしても偶然とはいえあなたがこんなとこまで来てくれたのはラッキーだったわ。」
女はゆっくりと歩き出す。
俺は身構えたが女は俺を通りすぎ、偽洋子の隣に立った。
そして洋子の首に手を伸ばす。
「お前…何するつもりだ。」
「お前じゃないわ。私はエレジー。あなたを今から脅迫するのよぅ。」
エレジーはうっすら笑い、いい放った。
「この子が大事なら私と一緒に来なさい!じゃなきゃこの子の首かっ切るわよ!」
「!」
なんて物騒な女だ…
「好きにしろ。その洋子は偽物だ。どうなってもいい。」
俺がそう言うとエレジーは深くため息をついた。
「呆れたわぁ。さっきのハナシ聞いてなかったのかしら?この子は本物から借りたのよ?」
「?」
「つーまーり…この子が傷付けば本人も傷付くのよ。借りるってそういうことよぅ。」
「!」


