バケバケ





「洋子は…友達よ。でも、私にはこうするしかないの。」


ギンがドライバーを片手に俺に向かってくる。


「止めろ、ギン!そんなことしたって意味ないだろ!?」


「シイこそ止めてよ!トキの邪魔をしないで!!」


ドライバーの先が俺の脇腹を掠める。






どうやらやるしかないようだ。


ギンの動きを止めて…


上手く気絶させることが出来れば…






俺は粒子化した。


ギンの隙を突くためだ。


消えたあと、ギンの斜め後ろに回る。


ごめん、ギン。


少し痛いかも…


俺はギンの後ろ首を肘で打とうとした。


その時だった。


「!」


ギンが振り返ったのだ。


俺の動きを読まれていた。


「シイの癖は小さい頃から見てるから知ってるのよ!」


ギンの強烈なパンチが脇腹に入った。


「うっ、」


痛い…


恐るべし幼なじみ。