「それでね、僕的には協力関係になりたいな、なんて。」
「俺は別に構わないけど…洋子は?」
「私も。」
「そっか、じゃあ決まり。」
千秋は立ち上がった。
「行くよ!」
「え?どこに?」
「もちろん、バケバコ壊しだよ!」
「場所わかるの!?」
「まだわかんないけど検討はついてるんだ、ただ強力そうだから僕と燕じゃきつそうだし…」
シイもゆっくり立ち上がった。
「そういうことなら…行くか、洋子?」
「うん!」
「場所はここから近いよ、一駅だから。」
「一駅って言うと…坂江?」
「そうそう。坂江にあるスクエア21、その2階の空中庭園にたまに怪しい人がいてさぁ。」
「じゃあ今からスクエア21に行くか。」
私たちはホテルを出て、坂江のスクエア21を目指した。