「君たちも子供なわけだし…手荒なマネはしたくないんだけど、こうなった以上仕方ないね。」
三好先生が構える。
「洋子、下がってて。」
「うん。」
「シイくんと言ったっけ?」
「なんだよ。」
「君の持ち主は洋子ちゃんじゃないのか?」
「……そうだよ。」
…やっぱりそうなんだ。
ずっと一緒に行動してたからそんなこと気にしたこともなかった。
「じゃあ君はなんで自分の持ち主のところにいないの?」
「…それは…」
シイが顔だけ振り返って私の方を見た。
「これはあくまで僕の憶測だけど…君も僕と同じなんじゃないの?」
「……」
「僕と同じで持ち主がすでにこの世にいない……とか。」
「……」
「図星かな?」
「…あぁ。ついこの間亡くなった。」
……え?
「ついこの間ってことはまだ生きていられるんだね。僕の持ち主は一年前に亡くなったんだ。」
「それで…どうせトキに自分に協力したら持ち主探してやるとか唆されたんだろ。」


