バケバケ




「じゃあ、壊す!」




壊し方を思い出そう。


強く念じる…


壊れろ…壊れろ!!




―ビシッ




「!」


上の方から音がした。


何かが割れるような…


見上げると、空にひびが入っていた。


「…なんて物騒な女の子なんだ…」




…バケバコが…壊れかけてる?


やった!
もうちょっとで…


「もう少し大人しくしていて欲しいな…。」


三好先生が動き出した。


「わっ!」


三好先生の手が真っ直ぐ私の首に伸びる。


指が首に巻き付く。


「うっ…苦し…」


「僕は君をトキさんに渡す。それで…僕の持ち主を新たに見つけてもらうんだ!」


「!……」


意識が遠退いていく。


視界がぼやける。


「トキさんは君の身体だけを欲しがってたんだ。生死は問わないらしい。だから邪魔をするなら…」




やだ…


こんな知らないことだらけのまま死にたくない!