「オレとあそぼうよー!」


ちび灰音が小さい私の手を引っ張る。


それをちびシイが黙って見ていた。


ちびシイはそれからふいっと横を向いた。


子供の遊びなんて興味ありません…みたいな。


「お前、可愛くない子供だったんだな。」


灰音がシイの肩を叩く。


「あはは、ホントに…」


私は思わず笑ってしまった。


「悪かったな。」





「よし!これで全員チビッコだ!!」


「エレジーは?」


「いくら愛空幼稚園の園児の数が多くてもこんな金髪で目の色も違う子供がいたらバレるだろ。」


「そっか。」


「エレジーには情報収集をやってもらう。エレジーの姿は普通の人間には見えないし、潜入捜査してもらう。」


「了解。」


エレジーは仕事をもらいさっきより元気になったみたいだ。